CONCEPT

Osaka MIDORI LIFEの創造

「まちでの出会いが、様々な価値を創造し、持続的にみんなと社会全体を良くしていく」こと。 これがグラングリーン大阪の目指すまちづくりです。 約45,000㎡の広く美しい都市公園では、誰もが思い思いに過ごし、様々な発見に出会い、新しいチャレンジに取り組むことができる、「みなさまに愛される公園」をめざします。

design

デザイン

「ランドフォーム」と「コア」「プレイス」「パス」が生み出す多様で寛容な空間

提供:日建設計

大地のデザインフレームワーク

提供:日建設計

ランドフォーム、コア

①南北街区をまたいで水平・垂直にうねる地形「ランドフォーム」を配置し、周辺も含めた空間を一体化するとともに、地形を生かした多様で豊かな体験を生み出します。 ②公園の名所となる3つ主要空間「コア(核)」をつくります。

提供:日建設計

プレイス、パス

③建物と一体となった寛容な空間となる「プレイス(間)」をつくります。④南北を貫く主要動線「パス(径)」が多様な空間、アクティビティをつなぎます。

周辺のまちや建築とのつながりを強化するボリューム配置

提供:日建設計

Designer

デザイナー

GGN ランドスケープデザインリード

1999 年にアメリカ・シアトルで創立されたランドスケープアーキテクト会社。アメリカ・シカゴのミレニアムパークにある「ルリー・ガーデン」(2004 年)、ワシントンDC の「国立アフリカ系アメリカ人歴史文化博物館」(2016年)など多数の代表作品が挙げられる。2011 年スミソニアン・クーパー・ヒューイット賞、2017 年ランドスケープの権威に贈られるASLA 賞を受賞するなど、世界でも注目のランドスケープ建築集団。本プロジェクトでは、プロジェクト全体のデザインを牽引し、(株)日建設計のランドスケープチームと協働する。

Comment

「この公園はGGN にとって日本で初めてのプロジェクトです。この土地が持つ記憶や、大阪城の石垣などの日本のクラフツマンシップ(職人文化)、大阪の多くの橋を架けてきた文化、水の都からのインスピレーションを、都心の公園というパブリック空間や地域とのつながりを踏まえたデザインに落とし込んでいます。植栽のデザインにも力を入れており、大阪の在来種や日本らしさを感じられる樹木・草花が四季折々の風景をつくります。市民に愛される大阪の新しい名所になることを期待しています。」

SANAA 大屋根 基本設計・実施設計・監理

1995年に設立された、妹島和世と西沢立衛による建築家ユニット。「金沢21世紀美術館」、「ルーブル・ランス」(フランス)、「ニューミュージアム」(アメリカ)など、数々の建築を手掛ける。2004年ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 金獅子賞、2010年プリツカー賞など、数多くの賞を受賞。

Comment

「南北に約120mの長さを持つ大屋根は、都市公園のランドスケープと呼応するようにゆるやかに起伏します。半屋外の大屋根イベントスペースと、情報発信棟、カフェ・レストラン棟をひとつの屋根の下にそれぞれ配置することにより、中と外が自然とつながり、公園と地域に開いた場所となります。」

安藤忠雄 仮称 ネクストイノベーションミュージアム設計監修

1941年、大阪に生まれた建築家。世界各国を旅した後、独学で建築を学ぶ。代表作として、セビリア万博日本政府館や大阪府立近つ飛鳥博物館などが挙げられる。 1995年プリツカー賞、2005年国際建築家連合(UIA) ゴールドメダル、2010年文化勲章など、数多くの賞を受賞。

Comment

「うめきた2期計画は、京都と大阪と神戸をつなぐ交通の要衝に位置し、全国にも他に類のない都市開発プロジェクトです。さまざまな物流と情報が集積するこの地に、巨大な緑の公園を創出することは、これからの都市の在り方を考える上でも、大変意義深い計画だと考えます。(仮称)ネクストイノベーションミュージアムは、機能の大部分を地下に埋設し、地上部分は壁面緑化によって緑のボックスとすることで、周辺の公園景観に溶け込むような外観となることを意図しています。訪れる人々が、緑豊かな環境の中で、未来について思索を巡らすことのできる場となることを期待しています。」