2026年9月1日、グラングリーン大阪 JAM BASEにて、2020年に設立した完全選抜制の限定講座である 「Identity Academy(IA)」関西2期のProfessional Talk Session 第4回を開催しました。 登壇いただいたのは、クラウド録画サービス「Safie」を展開するセーフィー株式会社 代表取締役社長CEO・佐渡島隆平さん。 「DXビジネス最前線」をテーマに、ホームカメラ領域から建設業などへ事業を広げてきた過程や、 規制のある領域で事業を進める上での考え方について率直に語る講演となり、質疑応答まで熱気あふれる時間となりました。
【第1部】事業展開と市場選択 ―― 届ける先を変えることで見えた可能性
前半のトークセッションでは、セーフィー創業からの事業展開を、順風満帆な成功譚としてではなく、
その時々の意思決定や試行錯誤を含む一次体験として語っていただきました。
ホームカメラ領域から建設業向けへと届ける先を広げ、社会環境の変化にも対応しながら事業を成長させてきた過程や、
協業パートナーを巻き込んできた経験が紹介されました。
市場や顧客を捉え直すことで新たな事業機会が見えてくることが、具体例とともに共有されました。
【第2部】事業成長を支える実行力 ―― 泥臭く動き、選択を重ねる
続いて、事業を伸ばす上での実行力について話が広がりました。
プロダクトを磨くだけでなく、本人が熱意を持って泥臭く営業し、現場で試行錯誤を重ねること。
計画の精緻さだけに頼らず、時代や環境の変化に合わせて適切な選択を続けていくことの重要性が語られました。
理系でプロダクトの質を追う受講生にとっても、事業を前に進めるために泥臭く動き続ける姿勢は新鮮な学びとなりました。
また、人生をゲームのように捉え、必要以上に気負わず困難にも前向きに向き合う姿勢も、多くの受講生の印象に残りました。
リスクを見極めながらも、成果につながるまで泥臭く試行錯誤を続けることの重要性が強調されました。
【第3部】質疑応答 ―― 規制のある領域と向き合う、実証と対話
後半の質疑応答では、規制のある領域で事業を進める際の向き合い方に話が及びました。
コロナ禍の医療現場でカメラの活用を進める中で、実際の利用が広がり、現場の運用やルールのあり方にも変化が生まれていった事例が紹介されました。
また、建設現場を例に、実証や実績を積み重ねながら制度やルールと向き合ってきた経験も共有されました。
既存のルールを所与のものとして捉えるだけではなく、実証や対話を重ねながらより良いあり方を模索していく姿勢に、
規制のある領域に関わる受講生が強い示唆を受けました。
終わりに
Identity Academyは、2020年に東京で開講した完全選抜制のビジネス講座です。
第一線で活躍する講師陣による実践的なプログラムを通じて、これまでに約320名の卒業生を輩出してきました。
2025年からは関西「JAM BASE」に活動を広げ、次世代の挑戦者たちが学び合う場を育んでいます。
JAM BASE(グラングリーン大阪)は、スタートアップ・大企業・金融機関・行政が集い、
新たな事業機会を共に生み出す関西のイノベーション拠点です。
事業を成長させてきた起業家が、成功だけでなくピボットや規制との格闘までを含めた原体験を語り、
受講生が自らの事業や現場に引きつけて問いを重ねられる今回のようなProfessional Talk Sessionは、
まさにこの場所だからこそ実現できる時間でした。
